ネクタイ

いつも黒っぽいスーツを身にまとい、「目立たない」ことと「一歩流行から遅れる」ことをおしゃれの基本にしていた 吉行さん。

 

おしゃれと言われた吉行さんだがスーツ1着に数十万円を投じるということはなく、吉行さん流の「手頃な品」を 同じデザインで数着ほど仕立てていたらしい。

(でも、これが本当のおしゃれかもしれないですよね。藤原義江さんもそうでした。)

その吉行さんがこだわったのがネクタイ。

街中で同じ柄のネクタイをしている人に会ったら居心地が悪いので、ネクタイは高価な物をしていたという。

「いくら出してもいい」 とも。

 

「できることなら世界で1本しかないネクタイが欲しい」と言っていたところをみると、そのこだわりは かなりのものであると推察できる。





吉行さんは、猫好きという風に自分を評価したことはないけれど、猫を好ましく思っていることは作品やペットからもうかがえる。

『ネコ・ロマンチスム』という、猫が題材となった作品のアンソロジーを編集したり、自らも猫を飼ったり、飼い猫を描写した 『犬が育てた猫』という作品もあったり、やはり猫は好きなようだ。

ちなみに、妹の理恵さんも猫好き。

「結婚もせず、猫に囲まれて暮らしている」と吉行さんに言わせるほどで、 猫がモチーフの作品が多い。

これはやはり血でありましょうか?

ちなみにちなみに、女性も犬的な女性より猫的な方がお好みとか。

まぁ、男ならば猫的な女性が好きでしょう、ほとんどの場合。

かなりの余談。

 

吉行さんは「猫と女はいじらないと変に太る」と言ってますが、納得。

男性に話すと大きくうなずき、 女性に話すと一瞬その場が凍りつきます。